Gladiaとは、高精度な文字起こし(Speech-to-Text)を提供するAPIサービスであり、その無料版と有料版の違いは、主に利用時間、機能の高度さ、処理能力にあります。
日本語の精度高い。無料で毎月10時間の文字おこしが可能です。

Gladiaとは、高精度な文字起こし(Speech-to-Text)を提供するAPIサービスであり、その無料版と有料版の違いは、主に利用時間、機能の高度さ、処理能力にあります。


📝 Gladia 無料版と有料版の違い

項目無料版(Free Plan)有料版(Pro / Enterprise Plan)
文字起こし時間月間10時間までの制限がある (※時期により30分などの制限の場合もあり)時間制限なし。従量課金制(使った時間分だけ支払う)。
同時処理一度に1ファイルのみの処理に制限されることが多い。大量のデータ処理(バッチ処理)や複数の同時進行が可能。
ファイルサイズ200MBなどのファイルサイズ制限がある場合がある。ファイルサイズ制限が緩和されるか、制限なしになる。
データ保存期間文字起こし後のデータは24時間で自動削除される(ダウンロード推奨)。長期間の保存オプションや、データ保持に関する柔軟な設定が可能になる場合がある。
高度な機能自動言語判別、翻訳、デュアルチャンネルなどの一部高度な機能が利用できない場合がある。100以上の言語対応、翻訳機能(99言語)、タイムスタンプ、句読点・大文字の自動補正、話者分離など、すべての機能が利用可能。
サポート基本的なサポートのみ。専任サポートなど、ビジネス向けのカスタムソリューション(Enterpriseプラン)。

✨ Gladiaでできること(共通・プラン依存)

Gladiaは、その高い文字起こし精度と処理速度が最大の特徴です。

無料版でもできること(基本的な文字起こしの体験)

  • 高精度な文字起こし:有料版と同じ高水準のAIモデルによる文字起こし精度を体験できます。
  • 多言語対応:基本的な対応言語での文字起こしが可能です。
  • リアルタイム変換の試用:音声・動画ファイルをアップロードして、リアルタイム変換の動作を試すことができます。
  • 基本的な処理:基本的な話者分離や句読点の付与が行われます。
  • 小規模・個人利用:会議やインタビューの短時間の文字起こしなど、小規模な利用には十分です。

有料版でできるようになること(ビジネス・大規模利用)

  • 時間無制限の利用:大量の音声・動画データを継続的に処理する必要があるビジネス利用に最適です。
  • すべての機能の利用多言語の自動判別、高精度な話者分離、99言語への翻訳など、ビジネスに必要な高度な機能が利用できます。
  • 効率的な作業:複数のファイルを同時に処理したり、API経由で大量のデータをスムーズに連携させたりすることが可能です。

Gladiaは、まず無料枠で精度と速度を試用し、継続的な利用や大量処理、高度な機能が必要になった時点で有料プランに移行するという流れが推奨されています。

Gladiaは主に高精度の文字起こし(Speech-to-Text)を提供するAPIサービスであり、生成物(文字起こし結果)の商用利用については、ビジネス利用を前提とした設計となっています。

結論として、文字起こし結果の商用利用は可能ですが、無料のトライアル枠を超える利用や、本格的なビジネス利用は有料プランでの利用が推奨されます。


📝 Gladia 生成物(文字起こし結果)の商用利用の可否

Gladiaは、その性質上、個人の趣味利用よりも**ビジネス用途(議事録作成、メディアコンテンツの字幕生成、コールセンターの記録など)**での利用を主眼に置いて設計されています。

1. 無料枠(トライアル)での利用

  • 無料トライアル期間や無料枠(通常、アカウント作成時に提供される10時間の文字起こし枠)で生成された文字起こし結果は、ビジネス利用(商用利用)が可能であると推測されます。
  • これは、GladiaがAPI提供やビジネス効率化を目的として設計されており、初期の無料枠がサービスの評価とビジネスでの導入を目的としているためです。

2. 有料プラン(従量課金制)での利用

  • Gladiaの有料プランは、1時間あたりの従量課金制が基本となっており、これはビジネスでの継続的かつ大量の音声処理を前提としています。
  • 有料プランで生成された文字起こし結果は、完全に商用利用が可能です。

3. 注意すべき点:生成物そのものの販売

Gladiaで文字起こししたテキストデータそのものを、未加工のまま第三者に販売したり、データとして再配布したりすることは、利用規約(TOS: Terms of Service)によって制限される可能性があります。

  • 許可される商用利用の例:
    • 文字起こし結果を編集・加工し、会議の議事録として社内で共有する。
    • 文字起こし結果を利用して、動画コンテンツに字幕を付けて公開し、収益を得る。
    • 文字起こし結果を基に、ブログ記事やレポートを作成し、販売する。
  • 非推奨・禁止される可能性のある利用の例:
    • 文字起こしAPIで得た大量のテキストデータを、未加工のまま二次的なデータセットとして販売する。

Gladiaは開発者やビジネスプロフェッショナル向けであり、生成物(文字起こし結果)を業務で活用することについて、特に制限を設けていないと考えられますが、詳細かつ正確な情報を得るためには、必ずGladiaの公式な利用規約(Terms of Service)を確認してください